アスクルの取扱商品は文房具・事務用品にとどまらず、実に多種多様である。2006年9月現在で、その品揃えは約23200点を数える。取扱商品は、専用のカタログのほかにインターネットで検索も出来るようになっている。
アスクルの取扱商品は基本的に、「オフィスに必要なもの」というコンセプトがあるので、ファイル・筆記用具・スタンプといった事務用品、トナー・インク・コピー用紙のようなOAサプライ、コピー機やシュレッダーなどの事務機器といったものは勿論のこと、「えー?こんなモノまで揃っちゃうの?」というような商品もある。例えば、「オフィスで飲む」という事で、お茶・コーヒー・清涼飲料水の類。(コーヒーは、某外資系コーヒーショップチェーンのコーヒーまで取り揃えられている。)それに、お菓子、カップラーメン(残業用であろうか?)、ミニパックに入ったお弁当用の調味料などの食料品。そうかと思えば、「オフィス用のスリッパ」や「オフィスウェア」といった衣料品までそろっているのだ。何か「痒いところに手が届く」といった感さえある。
アスクルの取扱商品に対して、そういう印象を持つのは、恐らく、先に述べたシステムに秘密があるのかもしれない。地域密着型のエージェント制を導入することによって、電話対応の「カスタマーセンター」だけでは吸い上げきれない、個々の顧客の小さな要望もキメ細やかに集まって来ているのではないだろうか?エージェントになっている小売店の個々の営業努力が、インターネットの通販のページに生かされていると言えるのかもしれない。
アスクルの商品検索のページは、とにかく見ていて飽きない。ページを眺めながら、「これは、オフィスでどんな時に使うのだろうか?」などと想像して思わず、笑みがこぼれてしまう場合もある。あくまで、「オフィスで使う商品」という事で掲載しているだけなのにもかかわらず、見ていて楽しめるというのは、恐らく、オフィスで働く顧客の生の声がそのまま商品に反映されている事に加えて、取扱商品を考えているスタッフの真面目さが伝わってくるからかもしれない。検索をしているだけなのに、オフィスで働く者の気持ちを解ってくれるような気がして、少し気持ちが和んできたりもする。仕事の合間の息抜きに眺めるのも、結構楽しいものかもしれない。
アスクル取扱商品の値段はどうだろうか?コピー機やシュレッダー、机や椅子、本棚といった大きなものは、それぞれの業者ごとに値引きなどもあるだろうから、一概には比べようがないのだが、コピー用紙、紙コップ、ティッシュペーパー、トイレットペーパーなどを見る限り、やはり安価で販売されているようだ。そして、商品によっては、期間限定セール品があったり、まとめ買いをするとさらに安くなるという場合もあるので、個別にチェックすることをお勧めする。